Blog

デザインとプログラムと、なんだろう

毒と棘と鉤

毒と棘と鉤

2017.11.19

毒(ドク)とは、
言葉に毒がある。毒づく感、毒舌感のあるメッセージを指し、なんとなく危なっかしい表現
暴言に近いぎりぎりの表現だが、とても納得感がある
ものごとの真実味は清濁の中でも濁(だく)、つまり、濁って(にごって)いる部分にあるからだ

棘(トゲ)とは、
ちょっぴり心に突き刺す言葉を指す
ズバリ直球で表現されていて、痛いところの核心を突く言葉
何も返せない真実味をもっている

鉤(フック)とは、
後ろ髪をひかれる言葉
何かわからないが妙に気になってしまい、いつまでも記憶に残る惹きつける言葉

言葉の作り方について話したことを、このように解説をしてくださったのは、いつもお世話になり尊敬する方。
うまく期待に応えられずにいますが、何気なく話した言葉を、こんな風にわかりやすく魅力的に書いてくださり、何かと読み返しています。

—–
きれいなものほど、トゲがある。
純粋なものほど、毒となる。
チャンスの神様には前髪しかない、
・・・これはちょっと違うのに、リズムが良いからなのかいつも出てきてしまう。

ではなくて、

きれいなものにはトゲをひそめたくなる。
純粋なものほど、毒を加えたくなる。
写真の表現とコピーでの表現は似ている
フックは・・・
心のどこかにひっかかって、ふとした時に思い出す。トゲにも似てドクにも似ているけど、もっと厄介な・・・

お客様のキャッチコピーはこんな風に考えています。
ドク・トゲ・フックを仕込めるのは、ある限られたお客様だけで、どの業種にも当てはまるものではないけど、おもしろい。

毒と棘と鉤