「嘘はつくもんじゃない」ささいな嘘が自分を苦しめる。
「嫌われるかもしれないけど、本音が一番」
相手に自分を分かってもらうためにも本音で話すのが一番の近道。

「嘘はつくもんじゃない」それは何度もあった。
苦手な刺身を「好きだ」と、ついた嘘。
当然、次の食事には鮮魚の美味しい店となる。
食べないわけにはいかないので、またさらに「おいしい」と「うそ」をついて地獄のランチタイムになる。

今でも心配になるのだが、
この時、一緒に食事した方は気づいたのではないか。
「もしかして生魚苦手?」
とは聞かれなかったが、心の中で思っていたのではないか。

これはつい先日のこと。
お客様にいただいた「羊羹」。小さいのに1個千円のそれは高級な羊羹。
しかし。
羊羹はあまり・・・苦手と言うほどでもなく「好まない」程度。
でも正直に「羊羹はあまり好みではないが、1個千円なら食べてみたい」と言った。
そしたら、では半分にしようかと少しだけ味見させてもらった。
ほんの少し食べた羊羹は、気持ちよく食べきれて、普段食べない味わいに「おいしい」と素直に思えた。

これはおととしのこと。
矢板市の森戸酒造さんのお仕事のご依頼をいただいた。
日本酒は飲まない、ワインが好きだと話した。
しかし改めて考える。
私のようなワイン好き、日本酒は口にしない、そんな自分がもしや「ペルソナ」具体例ではないか?
自分が日本酒の魅力を感じ、飲むに至るまでの経緯こそ、将来のお客様像ではないのか・・・

きっかけは簡単で、活性にごり酒・尚仁沢(生酒)の説明書きを読み、おいしそうで体にもよさそうで・・・飲んでみたらシュワシュワおいしくて。しかも冬季限定。
冬になると飲みたい酒。

酒の話になってしまったけど

うそと言い訳は全く違う。
「言い訳」はときに必要になると思うけど「うそ」は要らない。

例えば、友人からの誘いに気が乗らなくて断りを入れる。
「ちょっと用事があって無理」
私は、用事があったと嘘をついたので、次に友人に会った時に間違えないように「この日は用事があって誘いを断った」ことを忘れないように気にとどめておく。つい話してしまわないように。

そんな面倒なことはせずに、
「ごめん、なんか疲れがたまっているのか気が乗らないの」
と正直に言えばいい。
そしたら「次は私から誘おう」と思えるし。

残念なことに、うそはたいてい違和感をはらんでいて、気づいてしまう。
だったら嘘はつかないで、「言い訳」をしよう。

お客様の提供するサービスや商品に対しても嘘なくまっすぐ見ることが必要。
それは自分が好きか、嫌いか、買うか買わないか、それでいい。
嫌い、買わないと思ったらチャンスかも。
こんな自分が
「嫌い」→「好き」に、
「買わない」→「買う」に
変化するきっかけを、私の仕事で作れるかもしれない。

それには決して最初の時点で嘘をついてはいけない。
嫌いなものを「好き」と言ってはいけない。
良くないものは「良いですね」と言ってはいけない。
嫌いと思ったら嫌いな理由を考える。良くない、買わないと思ったらなぜなのか考える。
どうなったら好きになるか、買うのか。